浜松田舎暮らし公式WEBサイト / 移住者インタビュー / インタビュー Vol.11

移住者インタビュー

充実した仕事と生活。農業の楽しさと人の温かさを感じる、本当の豊かな暮らしです。 浜松市天竜区春野町 宇野さん 移住歴3年

田舎暮らしを考えたきっかけを教えてください。

きっかけは専業で農業ができる場所を探していたこと。私たちは農学部を卒業し、大阪で塾講師として勤務した後、妻の地元である愛知県知多市で朝昼は農業、夜は塾講師という生活をしていました。

ベッドタウンとしてある程度発展している知多市に住みながら、農業と塾講師という二足のわらじの生活を3年間続けてみて、私たちは野菜栽培ではなく、本当の農業がしたいのだと気づき、農業に専念できる場所を探し始めました。

この地域を住むようになった経緯、印象を教えてください。

約半年間、不動産業者に紹介された空き家を巡ったり、就農フェアへ出かけたりいろいろな場所を巡りました。住居はもちろん、農家として生活していくためには主作物を決める必要があります。ある時、大学時代の先輩に相談して紹介してもらったのがこちらの地域に住む方でした。それまで春野町のことは知りませんでしたが、つつましい暮らしを感じる集落の雰囲気が素敵だと思い、1年で決断して住むことになりました。

この地域への移住に関して不安なことはありましたか?

不安は特にありませんでした。仕事もこちらに来て1年間は砂川製茶共同組合の研修生としてお茶農家の生活を始めました。

現在は自分たちの茶畑も借りて栽培していますが、お茶というのは茶工場での仕事をはじめ、共同で作業をすることが多いのも特徴です。仕事を通じて地域や農家の人と交流をしながら、品質を高めるためにお互いに高め合うことができるのが楽しいです。

妻も茶工場での受付をしたことで、地域の方をたくさん知ることもできました。

実際に暮らしてみて良かった点、苦労した点は?

(奥様)ここは山間部のイメージがありますが、風光明媚で明るい集落。気候的にも過ごしやすいですね。田舎暮らしのイメージによくある「悠々自適」という生活よりも、環境に負荷の少ない次世代へ繋げるための暮らしを考えていたため、思い描く暮らしができていると思います。

そして、地域の方々がとても親切だということ。子育ての面から考えてもこちらはとてもいいですね。畑へ出ている時など、近くのおばあちゃんが子供の面倒を見てくれてとても助かっています。ただ子供が就学する時に学校が遠い、同級生が少ないことが少しかわいそうかと思いますが……。

こちらへ来た当初は、別の家に住みながら住居を探していたため、仮住まい中という不安から落ち着けないことや、自給畑を借りられないことなど焦る日が続きました。しかし、仮住まいでもこの地域に住みながら地域の人と交流を持てたことで、空き家になっている現在の住居を知り、地域の方が持ち主の方に交渉していただいて借りることもできました。本当にまわりの方々に助けられていることが多いですね。

現在の活動やこれからの目標を教えてください。

(奥様)週に1〜2回ふたりで地域の子供たちを集めて勉強を教えています。場所は地域の方が用意してくれて、我が家の小さな子供も一緒に(笑)。また、この地域で使える地域通貨を作りたいと準備中です。子供を見てくれているおばあちゃんに力仕事のお返しをするのは当たり前のことですが、遠慮せずに頼んでいただけるような地域通貨を作って、助け合いの潤滑油として使えたらいいと考えています。

これからも経済的な豊かさだけを求めるのではなく、時間や人間的に豊かな暮らし方をして、自分たちが成功例になりたいです。そして、もっと若い人に来てもらうこと、春野町の若い人には地元の魅力を知ってここに残ってほしいと思います。

田舎暮らしを考えている人へメッセージをお願いします。

ただ単にのんびりしたい、地域に対して我関せずという考えで移住をすると、うまくいかないと思います。何か地域で活動できると、地域の方にも感謝してもらえるし、受け入れてもらえると思います。

【インタビュー実施時期】 2012年3月(移住歴はインタビュー当時)

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